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まず、会場担当者に「テープ、MD、CD」のどれが良いか聞きましょう。
会場や音響システムによって異なりますし、多くの業者さんが、場面やシーンによって、テープ、MD、CDを使い分けているからです。
もちろん、お二人はお客様ですから、ドサッとCDを会場に渡してもかまいませんが、今このサイトをご覧の皆さんは、それが心配だから、当サイトを訪れていらっしゃると思いますので、このまま進めましょう。
「郷に入れば郷に従え」と言うように、音響機器の操作には手馴れた手順があり、それに従うほうがオペレーターに余裕が生まれるので、良いと思います。「入場はいつもMDなのに、今日はCDだから間違えた」なんてことも無くなります。
ちなみに、私の勤めていた所では、お客様からお預かりしたすべての音素材を専任者が、適切なメディアにすべての曲を編集・録音し直して、更に全曲検聴してダビング段階での事故をほぼ無くしていました。
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私の経験から各メディアの信頼性は以下のようになります。
テープ>CD>MD (テープが最も信頼性が高いと言う意味です)
これは、再生中の事故・トラブルが少ない順でもあります。
メディア | 長所 | 短所 |
テープ | 安定したテープ走行 | 使っている人が少ない |
CD | 自宅で録音編集可能 | 再生時の立ち上がりが遅い(※1) |
MD | 再生時の立ち上がりが早い | 静電気に弱い(※2) |
※1:再生ボタンを押して(実際には一時停止ボタンを解除して)から実際に音が出るまでのレスポンスが遅いと、ここぞと言うタイミングで再生が遅れます。
※2:殆どの会場は絨毯(じゅうたん)です。ご存知の通り絨毯は静電気を帯び易いものです。特に会場内でオペレーターが操作するような場合は、MD内の音楽データが一瞬に無くなる事もあるので、テープと比較して劣ると言う意味です。
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