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南房総ロケで職人芸に酔う(2/4)
■午前10時撮影開始
 予想以上に10時はピーカン(快晴)で強風の為、すべてのロケを室内に変更しての撮影開始。
 そのためディレクター(私)、キャメラマン(M氏)、プロデューサー兼照明(A氏)の撮影クルーはバタバタと準備変更しました。
 
■二人目の職人「シェフS氏」とは
 シェフS氏のフレンチを知って、もう何年になるでしょう。地元食材を上手に生かしながら、年配の方でも楽しめる身体に優しいフランス料理を提供し続けてくれます。
 
■今回どうしてシェフS氏なのか
 今回の企画で求める料理は、シェフS氏の以下の点からでした。
1.一品一品を一枚の絵画、いやオブジェに見立てたような立体的な色彩感覚
2.すべての素材が、その場所にやっと留まっているような躍動感のある盛り付け
3.アスパラの切り方、クレソンの飾り方までこだわる徹底的な個性
4.旅行者を意識した地元素材を使った美しいソース
5.こちらのオファーにすぐに応えてくれる応用力
6.私のような素人の意見を料理に生かしてくれるサービス精神
 そして、順調に撮影は進みました。
 
■料理は時間とのタグマッチ
 撮影現場で見たシェフの料理へのこだわりは、普段レストランで見せない表情で理解できました。
 我々が色・艶にこだわりながら撮影を進める中、シェフS氏は「さっきのほうが美味そうだった」、「血が出てきたからやり直そう」、「アップは最初に撮って欲しい」などといろいろアドバイスを下さいました。
 私は今まで気安く「今夜の料理は云々・・・」と素人ウンチクをシェフに語ってきたのが恥かしく、そして恐ろしくなってきました。
 あの鋭いシェフの眼光はまさに格闘家のリングでのそれに似ていました・・・つづく

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